【マグロちゃんブログ公開講座】振込手数料はどちらが負担すべきなのか？

公開日： 2022/12/08 : 最終更新日：2022/12/08 マグロちゃんブログ公開講座

今朝はこんな一枚から。

車中にて

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今日も【情熱と挑戦】マグロちゃんのブログへWelcome！

そして、たまたまブログにお立ち寄り頂いた皆さまも・・もちろん、ご縁に感謝ですよ。

Thank you so much！

冒頭の写真は後続車待ちの一枚ですね。この時は長距離ドライブだったので、窓を開けて外の空気を思いきり吸いたかったですね。

では今回のお話しです。

【マグロちゃんブログ公開講座】振込手数料はどちらが負担すべきなのか？

「持参債務の原則」によって、振込手数料は代金を振り込む側が負担するべし！

「振込手数料はコチラで負担して振り込んでいいですか？」そんな問い合わせがありました。そう、請求書に「振込手数料はお客様の負担でお願いします」と書いてあったようなんですね。

話しは少し変わりますが、その昔、ある会社（地場有力ゼネコン）へ集金に行った時の出来事です。支払日には取引業者がズラリと並び、経理をやっていた社長夫人自らが小切手に押印して渡す、ということがありました。

まぁ、私に言わせれば取引関係の上下の立場を利用した質の悪い儀式のようなものですよ。

ズラリと並ばせるなよ、振り込めよ、郵送しろよ、って感じですよね。まぁ、今では取引がないので良く分かりませんが、今でも同じやり方を継続していたら驚きますけどね。

でも、あるゼネコンではこのような出来事もありましたね。

「手形を郵送するから領収書と郵送代に該当する切手を郵送日前に到着するように遅れ。手形郵送後の紛失等のトラブルは当社に対して一切迷惑かけないことを承諾する文書を事前に送れ」

約束手形でも基本的には現金を受け取ったときに書く領収書と変わらないはずなので、日付欄には手形を受け取った日を記入しなければなりませんからね。受け取ってもいない手形の領収書を遅れとは・・もうね、めちゃめちゃでしょ。

しかも、手形郵送料、振込手数料以外にも「事務費」なんて意味不明な金額を相殺されることもありますからね。これは今でもありますね。もちろん会社名は伏せておきますけど。苦笑

いずれにしても、法律はしっかりと抑えておくことが大事です。そして、譲れる部分と譲れない部分があるということです。

話しを振込手数料に戻します。

民法第484条、第485条の「持参債務の原則」によって、振込手数料は債務者である請求書を受領した側、すなわち代金を振り込む側が負担することが原則とされています。

ここは大事なポイントですね。

つまり、振り込みを受ける側が負担とするという合意があれば別ですが、もし合意がなければ、あくまでも「代金を振り込む側が負担する」ことが原則なのです。

でも、立ちはだかるのは下請けに不利な日本の商習慣ですね。

まぁ・・昔からのお得意様、大口取引先であれば、もちろん気にするようなことではありませんけどね。

そうそう、法第484条、第485条の「持参債務の原則」に従えば、「手形の集金なんて行かないよ。お前が持って来いよ」ってなるんでしょうけどね。

ということで、わが社も請求書には「大変恐れ入りますが、振込手数料はお客様の負担でお願いいたします」
と書き加えたいと思います。こっそりとね。笑

今日のブログからの教訓

「持参債務の原則」によって、振込手数料は代金を振り込む側が負担するべし！
（マグロちゃん語録）

今朝はそんなメッセージをお届けしました。

おまけの一枚は「孤独のランチ」から。議員会館でのランチですが、目玉焼き定食・・ではないですからね。ハンバーグですよ！主役のハンバーグは目玉焼きの下に隠れてるけどね。笑

ではでは。

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by Hidetaka Kajiki

（ニックネーム：マグロちゃん）

この記事を書いた人
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マグロちゃん

代表取締役・CEO ：コウフ・フィールド株式会社

「スポーツの魅力は世界共通！スポーツが日本を、そして世界を元気にする！」 1964年鹿児島生まれ。大手自動車部品メーカー、経営コンサルタント会社を経て、現在はスタジアム等のグラウンドの設計・施工・維持管理を手掛けるコウフ・フィールドのオーナー経営者。スポーツをこよなく愛し、新感覚のサッカー「ジョーキーボール」の国内普及にも奔走する。2021年7月から一年間限定でプロレス・エンターテインメント「FMWE」の代表取締役も務める。プレイする楽しさ、観戦する楽しさ、そして多くの人たちに感動を与えるスポーツエンターテインメントを通じて、人と人との「繋がり」を実感してもらうことを人生ミッションとして掲げる。ニックネームはマグロちゃん。