北の大地・北海道でのコウフ・フィールド流芝生管理「第8弾」をお届けします!
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サッカー芝ブログ
北の大地・北海道でのコウフ・フィールド流芝生管理をお届けするサッカー芝ブログシリーズ。白旗山競技場での芝生管理でお届けしてきたシリーズも今回で最終回となります。
あっという間でしたね。
では、シリーズ最終回となるコウフ・フィールド流芝生管理をお届けします。
—–2021年8月某日
皆さん、コロナ禍のオリンピックはいかがだったでしょうか?日本選手団のメダルラッシュに楽しめた方も多いと思います。
それに、日本開催ということで「LIVE中継」で観戦することができたので、寝不足にならずに済んだオリンピックだったと思います。
さて、皆様ご存知の通り、札幌市内はオリンピック期間中は連日高温で、しかも全く雨が降らない異常気候でした。
プラス思考で「きっとオリンピック熱のせいだよ!」とは思いたいものの、オリンピックが終わった次の日から今度は最高気温20℃位という日が続いています。寒いくらいです。
なんか皮肉なものですね。
私もこれまで30年以上にわたって芝生管理に携わってきましたが、今年は最も過酷な環境だったと思います。それ故に、新しい発見や今まで言われてきた常識を覆す出来事もいくつかあって、そういった意味では芝生管理者の腕が試された夏だったと思います。
そのような中「2019年ラグビーワールドカップ日本大会の練習会場として使用できるコンディションをつくり上げる」というミッションのために始まった白旗山競技場芝生管理でした。
振り返ると今年ではや3年目。
最終章となる3年目は「東京2020オリンピックサッカー競技練習会場として代表チームに快適なコンディションを提供する」というテーマでの芝生管理ミッションでした。
そして迎えた本番。
なんと、一番初めに練習したのが「なでしこジャパン」でしたよ。光栄でしたね。「がんばれニッポン!」と、心の中で叫んでいましたよ。笑
練習使用期間中は二日おきぐらいにFIFAの検査員(外国の方です)が芝生のチェックをしに来られていました。
私がいつも芝刈りをしているタイミングだったので、ドキドキしながら横目で見ていましたね。苦笑
そして、FIFAの検査員が白旗山競技場の場長に親指を立てて「Good!」というポーズ。その場長が私に向かって親指を立てて「Good!」のポーズ。最高の瞬間でしたね。思わず「ニヤッ」としてしまいましたよ。
さらに、期間中には嬉しいこともありました。
それは、スペイン代表チームが練習した次の日に、場長から言われた「スペインの選手が芝生の状態がとても良かった、と言って帰っていったよ!」という言葉に、思わず鳥肌が立ったことです。
最高の言葉でしたね。
スペイン代表選手の言葉ですよ!!
感謝、感謝でしたね。
私がこの白旗山競技場の芝生管理に携わって約2年間、たっぷりと愛情を注いできた芝生たちとお別れをするのは少し寂しい気もしますが、なかなか経験することのできない代表チームのために芝生管理ができたことは凄く勉強になりましたし、また一生の思い出となりました。
ありがとうございました。
また「北の大地・北海道でのコウフ・フィールド流芝生管理」として、新しいピッチでの取り組みが紹介できることを楽しみにしておきます。
(北)
KOFU-FIELD STAFF
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