今シーズンのヨーロッパサッカーチャンピオンが決まりました!
ガッツ・井山がお届けするヨーロッパサッカーの魅力発信シリーズ!
はい、というわけで今回のスタッフブログを担当させて頂きますのは、ガッツこと井山です。
今回は2016年5月28日にイタリア・ミラノのサン・シーロで行なわれたヨーロッパサッカーの頂点を決める大会「UEFAチャンピオンズリーグ 2015-16」(以下「CL」と書きますね)の決勝が行われたので、そのレポートを書かせて頂きます。
今シーズンのヨーロッパサッカーチャンピオンが決まりました!
CLについては以前のブログでご紹介させていただいておりますので、そちらをご覧ください。
(このブログの最後リンクを貼りつけています)
CL決勝はマドリードダービー!
今シーズンのCL決勝は「レアル・マドリード対アトレティコ・マドリード」によって行われました。
そうなんです。同じスペインのクラブで、なんと本拠地を置く都市も同じマドリードなんです!
全32チームの出場枠の中でスペインのクラブの出場は5チームと最多でしたが、まさかスペインのその同じ都市のクラブの決勝になるとは驚きですね。
実はこの対決、二年前の決勝でもこの組み合わせで、ポルトガルのリスボンで行われたその試合は延長の末にレアル・マドリードが勝利をおさめ、歴代一位の記録となるCL10回制覇の偉業を成し遂げた試合でもありました。
そして今回は舞台をイタリアのミラノに移してのアトレティコ・マドリードのリベンジへの挑戦となりました。
CL優勝カップ “ビックイヤー”
簡単に両チームの紹介をすると・・
ジダン監督の率いるレアル・マドリードは、クラブの資金面でも世界でもトップクラスといわれるメガクラブで、クリスティアーノ・ロナウド、ベイル、ベンゼマなど、世界を代表とする選手を数多くそろえる個性派軍団です。
シメオネ監督の率いるアトレティコ・マドリードは、同じように各選手が世界トップレベルの能力を持つ選手たちばかりですが、それ以上に「闘将」シメオネ監督のチームだけに、闘志あふれるプレーや、チームでの組織的なディフェンスが持ち味で、いわば全員が一丸となって戦うファイトあふれる雑草軍団です。
決勝でのドラマ!
そして、お互いのことをよく知り尽くしたチーム同士だけに、今年の決勝でも多くのドラマが生まれました。
試合は前半15分にセットプレーからレアル・マドリードが先制し「1-0」に。
しかし、そこから押し返すのがアトレティコ・マドリードの強さで、その後はレアル・マドリードが押される展開が長く続きます。
そして迎えた後半、46分にアトレティコ・マドリードのフェルナンド・トーレスが倒されPKを獲得します。しかしキッカーのグリーズマンの蹴ったシュートは惜しくもクロスバーに嫌われゴールならず・・。
なかなか追いつくことができません。
すごく印象的だったのは、PKを失敗しうなだれてしまうグリーズマンを、試合中にも関わらずシメオネ監督がベンチの近くまで呼び出し、喝を入れた場面でした。これぞまさに「闘将」ですね。
命拾いしたレアル・マドリードでしたが、その後も苦難は続きます。
ディフェンダーのカルバハルが負傷でプレー不可能になり、涙の途中交代を余儀なくされます。
その後はシメオネ監督の喝により調子を取り戻したグリーズマンを中心に、さらにレアル・マドリードのゴールに迫ります。
そして試合終了10分前、ついにファンフランのパスからカラスコが飛び込み「1-1」に追いつき、延長戦へと突入します。
延長戦でもハードワークを繰り返す両チームは、疲労により足がつる選手が続出するなど、まさに死闘を演じましたが、決着がつかず、勝負の行方はPK戦に託されることとなります。
そして、アトレティコ・マドリードの4人目のキッカーのファンフランのシュートはポストに嫌われ、レアル・マドリードは決まれば優勝の5人目にクリスティアーノ・ロナウドが登場し、これを豪快に叩き込み、大会記録を更新する11回目の歓喜の瞬間を迎えました。
ビックイヤーを掲げるレアル・マドリードのメンバー
試合を終えて・・
レアル・マドリードのジダン監督は「長い間このクラブの一員として過ごしているが、とても幸せに感じているよ。この大きな家族たちを本当に誇りに思っている」とのコメントを出しました。
レアル・マドリードの選手として時代を支えたレジェンドが監督としても偉業を成し遂げた瞬間です。
対するアトレティコ・マドリードのシメオネ監督は「まずはマドリーにおめでとうと言いたい」と、レアル・マドリードに称賛の言葉を送った後に「我々のように準優勝のチームが記憶に残らないのは明らか。アトレチコは3年間で2度決勝まで進み、素晴らしいプレーを見せた。しかし、まだまだ私は満足していないよ」とのコメント。しっかりとリベンジを誓いました。
ヨーロッパサッカーのシーズンはCLが終了するとともに幕を閉じます。
CL以外でも数々のドラマを生んだ今シーズンのヨーロッパサッカー、来シーズンもヨーロッパサッカーに目が離せませんね。
PS
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