[訃報]人生を懸けて築いた道 ~義父・瀬口勝一への感謝~
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人生論
道は人と人を繋ぐ
昨日、2026年8月4日、12時44分、義父であり、瀬口舗道株式会社の創業者である瀬口勝一が永眠いたしました。
残念ながら仙台出張中の私は最後の時に立ち会うことも、また直ぐに駆けつけることも出来ませんでした。
今、仙台から福岡に向かう機内の中で、この原稿を書いています。時刻は8月4日の14時53分です。
私にとって義父は単なる義父ではなく、まさに公私共に一緒に歩んだビジネスの恩師であり、時には選挙も一緒に戦った戦友であり、そして家族の大黒柱的な存在でした。
そんな長年にわたり公私ともにお世話になった義父との別れは、数週間前から覚悟していたとはいえ、寂しさと感謝の気持ちが入り混じる、何とも言えない感情に包まれています。
義父は昭和39年、父親を事故で亡くすという大きな悲しみを経験しました。その悲しみを乗り越え、「舗装部門を独立させ、自らの手で会社を築く」と決意し、昭和44年、瀬口舗道株式会社を創業しました。
昭和39年と言えば、奇しくも私が生まれた年でもあります。不思議なご縁を感じずにはいられません。
それから62年という長い年月。瀬口舗道を創業してから57年。まさに人生を懸けて会社を育て、多くの社員や協力会社、そして地域の皆様とともに歩み続けてきました。
義父は仕事には誰よりも厳しく、一切の妥協を許さない人でした。
しかし、その一方で、人とのご縁を何よりも大切にし、困っている人がいれば自然と手を差し伸べる、そんな温かさを持った人でもありました。
実は私自身も、そのご縁に救われた一人です。
鹿児島生まれの私は、瀬高町には知人も友人も、ほんと当時は誰一人いませんでした。
そんな私に「青年会議所に入ってみないか」と背中を押してくれたのが義父でした。
山門青年会議所の第二代理事長でもあった義父のおかげで、多くの仲間と出会い、今でもかけがえのない友人と呼べる存在を得ることができました。
あの一言がなければ、今の私はなかったかもしれません。
また、義父は20年以上にわたり、幾度となく病と向き合ってきました。
前立腺がん、脳梗塞、下咽頭がん、肺がん、心臓疾患、そして度重なる転倒による圧迫骨折…。
それでも決して弱音を吐かず、今回の闘病生活でも「もう一度家に帰る」という思いを胸に、最後まで懸命に治療を続けました。
その姿から教えられたのは、「最後まで諦めない」という生き方でした。
人は誰でも人生の中で困難に直面します。
しかし、その困難から逃げるのではなく、一歩ずつ前へ進むことこそが人生なのだと、義父はその背中で教えてくれました。
そして今、義父が命を懸けて築いた瀬口舗道株式会社は、新たな世代へ受け継がれていきます。
会社は建物や機械でできているのではありません。
創業者の志、社員への思い、人との信頼、そして地域への感謝。
そうした目には見えない財産が受け継がれてこそ、本当の意味で企業は発展していくのだと思います。
義父が残してくれた教えとご縁に感謝し、その志を胸に、私自身も一日一日を大切に歩んでいきたいと思います。
本当に長い間お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
人生は残した財産ではなく、受け継がれる「志」と「ご縁」によって語り継がれる。


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