【競技別エリア規格】陸上競技場

公開日： 2016/04/10 : 最終更新日：2020/12/06 種目・競技別エリア規格, 陸上競技場走路

スポーツの種目・競技別のフィールドエリア規格です。
スポーツフィールドづくりのお役に立てるように情報を発信していきます。

今回は「陸上競技場」というテーマで、陸上競技場に関する規格について説明します。

陸上競技場トラック走路

陸上競技場トラック走路図面

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陸上競技場トラック走路解説

公認陸上競技場のトラック1周の距離及び走路のレーン数は以下の通りです。

なお、レーンの幅は1.22ｍです。

第1種：1周400ｍ、8～9レーン
第2種：1周400ｍ、8～9レーン
第3種：1周400ｍ、直走路8レーン、曲走路6レーン以上
第4種：1周400ｍ・300ｍ・250ｍ・200ｍ、直走路6レーン、曲走路4レーン以上

トラックの基本寸法は敷地の形状等により左右されますが、IAAFでは直走路84.39ｍ、曲走路36.5ｍを基準寸法としています。

1周400ｍの代表的な寸法値は以下の通りです。
※（）内は縁石と走路の高さが同レベルの場合の寸法値
・直走路80ｍ、曲走路37.898ｍ(37.998ｍ)
・直走路84.39ｍ(84.704ｍ)、曲走路36.5ｍ
・直走路85.00ｍ、曲走路36.306ｍ(36.406ｍ)
・直走路90ｍ、曲走路34.715ｍ(34.815ｍ)

走幅跳・三段跳・棒高跳

走幅跳・三段跳・棒高跳図面

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走幅跳・三段跳・棒高跳解説

走幅跳、三段跳の各種大きさは以下の通りです。

■助走路

第1・2種：45ｍ以上、幅1.22ｍ
第3・4種：40ｍ以上、幅1.22ｍ

■砂場

第1～3種：幅2.75ｍ～3ｍ、長さ8ｍ以上
第4種：幅2.75ｍ～3ｍ、長さ7ｍ以上

■踏切板から砂場までの距離

第1・2種：走幅跳2ｍ以上、三段跳男子13ｍ以上、女子10ｍ以上
第3・4種：走幅跳2ｍ以上、三段跳男子11ｍ以上、女子7ｍ以上

棒高跳の各種大きさは以下の通りです。

■助走路

第1・2種：45ｍ以上、幅1.22ｍ
第3・4種：40ｍ以上、幅1.22ｍ

■マット

第1・2種：幅6ｍ以上、奥行7.3ｍ以上、高さ0.8ｍ以上
第3・4種：幅5ｍ以上、奥行6.3ｍ以上高さ0.8ｍ以上

やり投げ・走高跳

やり投げ・走高跳図面

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やり投げ・走高跳解説

走高跳の各種大きさは以下の通りです。

■助走路

第1・2種：半円部分は全面全天候舗装としA、B ゾーンのいずれかを25m 以上
第3・4種：計測基準台に向かって15ｍ以上、計測基準台の中心から幅7ｍ以上又は扇型角度130度以上

■マット

幅5ｍ以上、奥行6.3ｍ以上高さ0.8ｍ以上

やり投げの助走路と投てき角度は以下の通りである。

■助走路

第1・2種：33.5ｍ以上、幅4ｍ、投てき角度約28.96度
第3・4種：30ｍ以上、幅4ｍ、投てき角度約28.96度

投てきサークル

投てきサークル図面

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投てきサークル解説

砲丸投、円盤投、ハンマー投のサークルの大きさと投てき角度は以下の通りです。

砲丸投げ、円盤投げ：直径2.135ｍ、投てき角度34.92度

ハンマー投げ：直径2.5ｍ、投てき角度34.92度

投てき用芝生は延長最大106m×73m。

但し、以下の条件に適合する競技場のみ、延長最大107m×73mまで認めています。
（延長を認める競技場の数は全国47カ所以内）

①　多目的仕様として認める第1種公認陸上競技場。
②　全投てき種目における決勝の実施が可能であること。

作図：つぶやき誠也
監修：マグロちゃん

参考WBEサイト

コウフ・フィールド施工作品[陸上競技場]

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