死刑判決を破棄して無期懲役。裁判員制度はこれでいいのか？

今朝はこんな一枚から。

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冒頭の写真は福岡県の服部知事を囲んでの一枚です。福岡県民として、福岡の企業として、福岡の発展に少しでも貢献したい、そう願います。

では今回のお話しです。

死刑判決を破棄して無期懲役。裁判員制度はこれでいいのか？

問題意識を持つこと。そして、問題に対してはしっかりと声を上げること！

昨日配信されたこんなニュース。

3年前、福島県三春町で故意にひき逃げして2人を殺害した男の控訴審判決で、仙台高裁は一審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。
（2/16 11:09テレビュー福島配信記事）

これがどんな事件で、どんな背景があったのかということですが、分かりやすい説明があったのでシェアしますね。

刑務所を出所するも、わずか2日で新しい人間関係や仕事に不安が募り、長く刑務所に入りたいとの動機から勤務先のトラックを盗み、無免許で運転する中、国道でボランティアの清掃活動中だった男女を見つけ、時速60 ~70キロではねて殺害し、そのまま逃げたとされる事件です。
（元特搜部主任検事の前田恒彦さんの事件概要説明文を引用させて頂きました）

信じ難い、あり得ない、本当に悲惨な事件です。

もちろん自動車運転死傷処罰法違反ではなく、明確な殺意を持った殺人罪として裁かれました。

ちなみに、一審は裁判員裁判だったようですが、死刑判決を下すのに裁判員がどれほど葛藤や苦悩があったのか、想像に余りあるものです。

それを「刑が重すぎる」 として控訴しており、そして2月16日の高裁で開かれた控訴審の判決公判で、裁判長から「人が死ぬ可能 性があると認識していたが、他人を殺害することが目的ではなく、刑務所に入ることが目的だった。 生命軽視は明らかだが、 生命軽視が顕著とまでは言えず、 死刑がやむを得ないとまでは言えない」 などとして、 一審の死刑判決を破棄し、 無期懲役を言い渡しました。

私は法律の専門家ではないので、死刑が妥当なのか、無期懲役が妥当なのか、良くわかりません。終身刑がない日本なので、いずれ出所する日が来るのかも知れません。

でも、これだけは言えますね。

「裁判員制度」って、一体何を目的としているのですか？

裁判員制度は、個別の事件について、国民の皆さんから選ばれた６人の裁判員の方に、刑事手続のうち地方裁判所で行われる刑事裁判に参加してもらい、3人の裁判官と一緒に被告人が有罪か無罪か、有罪の場合どのような刑にするのかを決めてもらう制度です。

裁判員制度では、裁判の進め方やその内容に国民の視点、感覚が反映されますので、その結果、裁判全体に対する国民の理解が深まり、裁判がより身近に感じられ、司法への信頼が高まっていくことが期待されています。
（法務省ホームページより）

はたして、司法への信頼は高まったのでしょうか？

選ばれた裁判員達が多くの葛藤や苦悩の上に導き出した判決を否定しているわけで、それでは司法との距離が広がるばかりでしょ。

だったから、最初から裁判員裁判なんてやらなきゃいいんですよ。

それでも必要なのであれば、高裁でも裁判員裁判をやるべきでしょ。もちらん同じメンバーで。

違いますかね？

どうもこうもおかしい制度ですよ。

我々のビジネスでも似たようなケースがあるのかも知れません。

目的が見失われている、手続きが形骸化している、そして理不尽極まりない仕組みや制度とかね。

問題意識を持つこと。そして、問題に対してはしっかりと声を上げることですね。

はい、そう思います。

今日のブログからの教訓

問題意識を持つこと。そして、問題に対してはしっかりと声を上げること！
（マグロちゃん語録）

今朝はそんなメッセージをお届けしました。

おまけの一枚は冒頭の写真の続きです。県知事のセミナーからの一枚ですね。

ではでは。

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by Hidetaka Kajiki

（ニックネーム：マグロちゃん）

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マグロちゃん

代表取締役・CEO ： コウフ・フィールド株式会社

「スポーツの魅力は世界共通！スポーツが日本を、そして世界を元気にする！」 1964年鹿児島生まれ。大手自動車部品メーカー、経営コンサルタント会社を経て、現在はスタジアム等のグラウンドの設計・施工・維持管理を手掛けるコウフ・フィールドのオーナー経営者。スポーツをこよなく愛し、新感覚のサッカー「ジョーキーボール」の国内普及にも奔走する。2021年7月から一年間限定でプロレス・エンターテインメント「FMWE」の代表取締役も務める。プレイする楽しさ、観戦する楽しさ、そして多くの人たちに感動を与えるスポーツエンターテインメントを通じて、人と人との「繋がり」を実感してもらうことを人生ミッションとして掲げる。ニックネームはマグロちゃん。

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