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スポーツターフで採用される芝種・品種の全体像

公開日: : 最終更新日:2017/03/14 サッカー芝ブログ, スポーツターフ

これがスポーツターフで採用される芝種・品種の全体像です!

マグロちゃん:
今回は「スポーツターフで採用される芝種・品種の全体像」というテーマで進めていこうね。

そもそも芝種・品種って、ティフトンとかノシバ、或いは暖地型とか寒地型とかあるよね、それに日本芝と西洋芝・・・このあたりの違いが分からずに何か難しく感じてしまうよね。

クメちゃん:
そうですね、確かに芝生そのものの種類分けは難しくありませんが、色々な言葉が飛び交うのでややこしく思われる方も多いのかも知れませんよね。

マグロちゃん:
そうそう、だから「スポーツターフに使用される品種」と言われても、きっと難しい印象を持たれる人も多いんだろうね。私もそうだし・・・(笑)

そのあたりを分かりやすく解説してね。

クメちゃん:
はい。芝を大別すると「暖地型」と「寒地型」となりますが、これは読んで字のごとく、暑い気候を好む暖地型芝生と、涼しい気候を好む寒地型芝生となります。

それぞれの代表的な芝は・・・

■暖地型芝生:日本芝(ノシバ、高麗芝、姫高麗芝など)、西洋芝(バミューダグラス・ティフトンなど)
■寒地型芝生:西洋芝(ベントグラス類、ライグラス類など)

マグロちゃん:
なるほどね。大枠から入ってくると分かりやすいだろうね。
その大枠の中で様々な芝種・品種、そして改良芝・・・つまり我々が提案する「ひめの」「あも青」「ティフトン419」「シェードⅡ」「ジョージアハイブリッド」・・・具体的なスポーツターフ名が出てくるんだね。この辺りの細かな解説はまたの機会に・・・だね(笑)

それと、スポーツターフと言うと、一般的に良く耳にするのが「ティフトン芝」だけど、地域だとか時期による違いもいろいろありそうだね。
それに、それぞれ歴史も違うんだろうね。

クメちゃん:
そもそも昭和30年代にはスポーツを行うための芝生として、実はティフトン芝ではなく、主にノシバが使用されていました。

歴史を紐解いていくと、1964年の東京オリンピック開催の決定を受けて、競技会場施設の芝生に関する研究機関が設けられたんですね。
実験・研究の結果、「姫高麗芝(ひめこうらいしば)」が競技場用の芝生として最良の品種とされ、国立競技場を始めとするスポーツグラウンドでも採用されることが多くなりました。

その後もスポーツ熱が盛んになるにつれ、グラウンドの使用頻度も多くなり、姫高麗芝より丈夫で、繁殖力旺盛な「ティフトン芝」が昭和36年頃から日本に導入されるようになり、昭和44年には国立競技場に採用されるになりました。

国立競技場(国立競技場)

マグロちゃん:
へ~そうなんだ。さすがにクメちゃん詳しいね(笑)

クメちゃん:
長年携わってきていますので・・・(^_^;)

マグロちゃん:
でもティフトンだと暖地型芝生だから、寒い地域では不利だよね。

クメちゃん:
そうですね。確かに、1980年代まで国立競技場において、冬のスポーツの代名詞である高校サッカーや天皇杯サッカーの決勝などは緑のグラウンドの上ではなく、冬枯れした茶色のグラウンドで行われていた記憶がある方も多いのではないでしょうか?

マグロちゃん:
確かに、昔はそうだったよね。懐かしいね~(笑)
それを考えると、今は凄い時代だよね、芝生グラウンドも常緑だしね。

クメちゃん:
一つの大きなきっかけはサッカー・Jリーグだと思います。Jリーグが開幕すると各地にサッカー場や競技場が誕生し始めました。

そして、2002年ワールドカップ誘致にあたり、試合会場や各国キャンプ地に立候補した地域が「最高水準のフィールド」を求められ、スポーツ用専用芝生グラウンドという事で「スポーツターフ」という言葉が一般的に広く知られるようになりました。

また、Jリーグの基準として「天然芝」及び「常緑」が条件となり、既存のティフトン芝をベースにペレニアルライグラスを用いた二毛作(ウインターオーバーシーディング)を採用し、エバーグリーン(常緑)化が実現されました。

マグロちゃん:
二毛作 (にもうさく)とは、同じ耕地で一年の間に2種類の異なる作物を栽培すること、だから「冬は寒地型の芝、夏は暖地型の芝というオーバーシード」のことだよね。
ペレニアルライグラスって、そのオーバーシードを行う際に採用する寒地型芝生の西洋芝だね。

クメちゃん:
その通りです。分かりやすい説明ありがとうございます。
クメちゃん04

マグロちゃん:
伝わらなければ価値がない、なんてね(笑)
オーバーシーティングも機会作って発信しようね!
では最後にまとめてね、クメちゃん。

クメちゃん:
はい、ティフトン芝は暖地型芝草である為、関東以北での使用は厳しいです。
だから、その地域では寒地型芝生(ケンタッキーブルーグラスやペレニアルライグラスなそ)をベースとして常緑を保っています。

従って、関東以北では寒地型芝生がメインですが、関東地域ではティフトン+ペレニアルライグラス(オーバーシード)のグラウンド(国立競技場・日産スタジアムなど)と、寒地型ベース(埼玉スタジアム・カシマスタジアムなそ)の両方が存在しています。

関東以西ではティフトン+ペレニアルライグラス(オーバーシード)のグラウンドが主流となっています。

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KOFU-FIELD STAFF

KOFU-FIELD STAFF

フィールドづくりのアドバイザー/コンサルタント集団という自覚と責任をもって、お客様視点での価値ある提案を念頭に日々活動をしているコウフ・フィールド株式会社のスタッフです。スポーツ施設事業やランドスケープ事業を中心に、新感覚・フィットネスサッカー「ジョーキーボール」やコンディショニング・フィットネス「たまりば」を展開しております。

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