議員定数問題。アダムズ方式という「人口比をより正確に反映させる」やり方が正しいのだろうか？

公開日： 2022/05/19 : 最終更新日：2022/05/19 政治

今朝はこんな一枚から。

東京ビッグサイト！

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冒頭の一枚は先日上京した際に立ち寄った東京ビッグサイト前でのインカメです。まぁ、情報収集がテーマだったんですが、今後の展開でヒントを得ることはできましたよ。

では今回のお話しです。

議員定数問題。アダムズ方式という「人口比をより正確に反映させる」やり方が正しいのだろうか？

地方都市への配慮と人口比に応じた配分という二つの視点がマスト！

政治の話です。だいぶ前から言われているのが、「1票の格差」是正です。特に衆議院においては、衆議院議員選挙区画定審議会というのがあって、この審議会が6月までに首相に新たな区割り案を勧告するようになっているそうです。

衆議院議員選挙区画定審議会

内閣府の審議会等で、衆議院議員選挙区画定審議会設置法に基づいて1994年に設置された機関である。衆議院小選挙区選出議員の選挙区の改定に関し、調査審議し、必要があると認めるときは、その改定案を作成して内閣総理大臣に勧告を行う。会長は川人貞史帝京大学法学部政治学科教授。

法律で定められた審議会なので、その勧告にも従うことが法令順守となるんでしょうね。

岸田総理も昨年12月の会見で「政府の立場から言うと現行の法律をしっかり履行し、対応しなければならない」と述べていたので、審議会からの勧告を反映した関連法案を国会に提出すると思います。

いわゆる「10増10減」ですね。でも、これって実際どうなんでしょうかね？

（JIJI.com)

まず「10増10減」ってことですね。素朴な疑問なんですが、人口減少を鑑みるのなら、極論ですが「10減」だけでもいいのではないでしょうか？間違ってますかね？

次に「東京5増」ってことです。あれだけ狭い地域を、さらに小選挙区でどうやって「5増」するんですかね？もはや滑稽ですよ。あっ、滑稽とは失言レベル・・とは決して思わないですね。はい。

まぁ、批判だけやっても意味ないですから、そこは提案もセットで、と思います。

そもそも「アダムズ方式」ということで、これは「人口比をより正確に反映させる方式」と言われています。もちろん、わが国は議会制民主主義国家ですから「1票の格差」があってはならないと思います。

でも、その一方では「地方の議員が減り、都市部の議員が増えるのは国益に反する」という声にもあるように、単純に人口比だけで捉えることには無理があるようにも思います。

地方都市が衰退し、都市部に一極集中することで、失われる国益もあると思います。事実、今回のコロナ禍でテレワークの進展や地方都市への移住によって社会の利便性が向上したという評価もあります。そういった地方都市の声が反映されない政治は危険ですよ。

そこで私なら・・

まず議員定数を削減することを前提に、各都道府県に2名ずつ割り振り、あとは人口比で配分する、という形を提案したいですね。地方都市への配慮と人口比に応じた配分への折衷案です。

ちなみに、山口が大物議員が多くて定員減（4人→3人）で注目されているようですが、国益には程遠い権力闘争だけで騒動されても困ったものですからね。

正しい方向で、しかも国民に見えて、そして多くの賛同が得られるような形を導き出して欲しいものです。

今日のブログからの教訓

地方都市への配慮と人口比に応じた配分という二つの視点がマスト！
（マグロちゃん語録）

今朝はそんなメッセージをお届けしました。

ではでは。

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by Hidetaka Kajiki

（ニックネーム：マグロちゃん）

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マグロちゃん

代表取締役・CEO ：コウフ・フィールド株式会社

「スポーツの魅力は世界共通！スポーツが日本を、そして世界を元気にする！」 1964年鹿児島生まれ。大手自動車部品メーカー、経営コンサルタント会社を経て、現在はスタジアム等のグラウンドの設計・施工・維持管理を手掛けるコウフ・フィールドのオーナー経営者。スポーツをこよなく愛し、新感覚のサッカー「ジョーキーボール」の国内普及にも奔走する。2021年7月から一年間限定でプロレス・エンターテインメント「FMWE」の代表取締役も務める。プレイする楽しさ、観戦する楽しさ、そして多くの人たちに感動を与えるスポーツエンターテインメントを通じて、人と人との「繋がり」を実感してもらうことを人生ミッションとして掲げる。ニックネームはマグロちゃん。