バードストライクで両方のエンジンが停止する。

今朝はこんな一枚から。

甥っ子

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冒頭の写真は甥っ子とのインカメツーショットです。うん、将来が楽しみだね。

では今回のお話しです。

バードストライクで両方のエンジンが停止する。

フェイルセーフにポカよけ。その場でリカバリーできる仕組みが大事。

昨年暮れにお隣の韓国で起きた航空機事故には衝撃を受けました。

乗客175人と乗務員6人の合計181人が搭乗していた航空機から救助された人は、わずか2人だけです。

失われた尊い命に心からご冥福をお祈り申し上げます。残されたご遺族に心からお悔やみ申し上げます。

午前8時54分の着陸許可から午前9時3分の衝突までの9分間、本当に想像を絶する時間だったと思います。

このような惨劇を絶対に風化させてはなりません。

もろちん、これから専門家による解析と、再発防止に向けた対策がとられるものだと思います。今回の惨劇からの対策を全世界で共有して欲しい、そう願います。

こうした不幸な出来事は、得てして複数の想定外な要素が重なって起きてしまうものです。

今回の空港は地理的に航空機の離着陸時に鳥衝突の危険性が大きいとの警告が絶えず出ていたようです。

よって鳥退治の人員を十分に確保しなければならないものの、事故発生当時はたった1人だけが勤務中だったようです。これが一つの想定外要素。

しかも、ある意味バードストライクは想定内だとしても、まさか両方のエンジンが停止するとは流石に想定外だったのでしょう。これも一つの想定外要素。

両方のエンジンが停止すると油圧系システムが機能しなくなるらしく、速度を制御するフラップも展開されなかったようです。

しかも、赤字の地方空港ということに起因するのかも知れませんが、緊急着陸を試みた滑走路も短く、その先にはコンクリート壁が待ち受けていたとは。これも一つの想定外要素。

一つでもしっかりと安全対策が機能していれば、これだけの惨劇にはならなかったと思います。

そこで思い出すのが「フェイルセーフ」という考え方です。

装置の故障時や誤作動などの異常発生時でも、安全側に動作させる仕組みや機能です。

特に人命に関わることであれば、絶対に命を守るために重要視されています。

そもそも、航空機のエンジンもフェイルセーフの考えから、エンジンが故障しても飛行が続けられるよう複数のエンジンを搭載しているわけなんです。

今から四半世紀以上前の2009年1月15日に「ハドソン川の奇跡」がありました。

同じバードストライクで、両方のエンジンが停止したものの、乗員・乗客全員が無事に生還したという出来事です。

私はこう思います。

それは、「バードストライクで両方のエンジンが停止する」ということを前提に、なぜフェイルセーフが構築されていないのか？

油圧系システムが機能しなくなると自動的にフラップが展開される、タイヤが出てくる、そういうフェイルセーフは出来ないのですかね？

素人ながらにそう思います。

繰り返します。

このような惨劇を絶対に風化させてはなりません。今回の惨劇からの対策を全世界で共有して欲しい、そう願います。

我々のビジネスにおいても同じです。

フェイルセーフとまではいかなくても、人がミスした時に、間違いを気付き修正できる「ポカよけ」システムです。

いずれにしても、複数の想定外な要素が重ならないために、一つひとつのエラーをその場でリカバリーできる仕組みが大事だと痛感します。

今日のブログからの教訓

フェイルセーフにポカよけ。その場でリカバリーできる仕組みが大事。
（マグロちゃん語録）

今朝はそんなメッセージをお届けしました。

おまけの写真は故郷・鹿児島の照国神社での一枚です。「結実」としたい一年ですね。

ではでは。

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by Hidetaka Kajiki

（ニックネーム：マグロちゃん）

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マグロちゃん

代表取締役・CEO ： コウフ・フィールド株式会社

「スポーツの魅力は世界共通！スポーツが日本を、そして世界を元気にする！」 1964年鹿児島生まれ。大手自動車部品メーカー、経営コンサルタント会社を経て、現在はスタジアム等のグラウンドの設計・施工・維持管理を手掛けるコウフ・フィールドのオーナー経営者。スポーツをこよなく愛し、新感覚のサッカー「ジョーキーボール」の国内普及にも奔走する。2021年7月から一年間限定でプロレス・エンターテインメント「FMWE」の代表取締役も務める。プレイする楽しさ、観戦する楽しさ、そして多くの人たちに感動を与えるスポーツエンターテインメントを通じて、人と人との「繋がり」を実感してもらうことを人生ミッションとして掲げる。ニックネームはマグロちゃん。

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