ティフトンを超える驚異のバミューダ!
高密度少穂型短葉バミューダグラス
品種名:武蔵 (MU-34)
草種名:バミューダグラス
けた違いの増殖力
速く拡がれば、早く使える。
最高のクッション性は子供達やアスリートに最高の環境を提供します。
武蔵は春の芽立ち、成長とも非常に速く、ティフトン419の約3倍、ノシバの約160倍の増殖率を有しています。また、非常に葉密度が高く、緻密なじゅうたん状のターフをつくり、日本芝並みのクッション性を有するので、校庭の芝生やスポーツターフ(サッカー、ラグビー等)の球技用の芝生に特に適しています。
ノシバより芽立ちが早い
バミューダの常識を覆す、早い芽立ち。
通常、標高650mの高冷地にあるゾイシアンジャパンの試験圃において、ノシバは5月10日〜15日に芽を出すのが通例です。防寒保護を要するティフトン419などはさらに1週間程度遅れます。「武蔵」は4月20日には露地で確実に芽を出します。このことはバミューダグラスの概念を根底から変える、型破りの特性といえます。
耐寒性が強い
ティフトン419が越冬できない寒冷地において、越冬し、芽を出すことが可能です。
ゾイシアンジャパンの試験地(広島県神石高原町)の温量指数は82で、越冬ピークの低温は−9℃です。防寒保護をしないティフトン419などは殆ど越冬不可能であり、稀に地下部が残って芽を出すこともありますが、地上部は完全に枯れます。
春とはいえ、当地方の2008年4月中旬気温は日平均10.6℃で、日最高21.2℃、最低−0.1℃でした。「武蔵」はそんな生育環境で芽を出す真の耐寒性バミューダグラスです。
葉色が非常に濃い
肥料要求度の高いティフトン芝に比べ、肥料を節約できます。
武蔵は、最も濃緑色のバミューダグラス品種の一つで美しい濃緑色を呈します。葉色の濃緑は肥培管理によって変化するため、無肥料の環境下で比較することで特性が明らかとなります。調査の結果、「武蔵」の濃緑は寒地型芝草のケンタッキーブルーグラス並みで、ティフトン419に比べ20%以上濃い緑色を有しています。
最強のかんばつ抵抗性
ノシバが枯れ始めても、武蔵は青々と維持できます。
ゾイシアンジャパンの栽培圃場は広島県の東北部に位置し、もともと降雨量の少ない地域ですが、特に2008年夏に至っては7月初めに数ミリの降雨があった後、8月22日夜数ミリの降雨があるまで50日間、そのほとんどが35℃を超える猛暑日であったため、付近のゴルフコースのノシバでさえまだらに枯れ始めるほど、空前の大干ばつとなりました。
ここで新植の「武蔵」は図らずも耐乾性の試験を余儀なくされたわけですが、生き生きと成育を続け、注目すべきその耐乾性の強さを実証しました。
その他の特徴
花粉の飛散がなく、刈込み回数の削減が可能です。
バミューダグラスの中で最も耐陰性の優れた品種の一つです。
コウフ・フィールド株式会社はコンサルティングパートナーとして、企画・提案・設計・施工を行っています。