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JFAロングパイル人工芝ピッチ公認制度

公開日: : 最終更新日:2015/12/15 サッカー芝ブログ, ロングパイル人工芝

JFAロングパイル人工芝ピッチ公認制度

全国各地でのロングパイル人工芝の採用実績が増えています。もちろん、この大きな要因はサッカー界における施設需要の高まりが背景にあります。

トップリーグであるJリーグもJ1・J2・J3、それを支えるJFL、地域リーグ、都道府県リーグ、まさにピラミッドとなって根強い人気を作り出しています。

ご存知の通り、Jリーグの公式戦におけるフィールドの芝は、Jリーグ規約にもあるように「天然芝」なんです。

FIFA(国際サッカー連盟)に準じてという形ですけど、そういった背景もあってこれまでサッカーを行う環境しては天然芝が推奨されてきました。

しかし、人工芝の技術開発も大きく進み、しかも多少の雨でもグラウンドがぬかるむこともなく、何よりオールシーズン使えることによって、その環境も一変してきています。

それに、今では大学のリーグ戦や国体の公式戦でもロングパイル人工芝のグラウンドで開催されているようになっています。

jfa_001(プレー日数の増加を実現)

ロングパイルの導入

これは特にロングパイルの人工芝の登場だと思います。

文字通り、従来のショートパイルの人工芝よりもパイルが長く、その分充填材部分の厚みも確保され、それによってクッション性が天然芝の感触に近くなっているんだと思います、

感触、つまりプレー性が天然芝に近いのであれば、Jリーグチームの練習用グラウンドとしても需要があるんだと思います。

それに、何と言っても天然芝グラウンドのコンディション維持のために不可欠な芝生の養生期間も不要だというのが魅力です。

そう考えると、1993年のJリーグスタート、2002年のFIFAワールドカップ等によって高まってきたサッカー人気による天然芝グラウンドの不足が背景にあって、そして2000年には国内でロングパイル人工芝が初めて誕生し、その後の技術開発によって良質なプレー環境の供給実現になっているんだと。

そういった背景もあって、日本サッカー協会(JFA)も天然芝ピッチを補完するとための人工芝ピッチの導入を容認したようです。

そして、2003年9月にはその人工芝ピッチの確保とコンディションの維持を目的として「ロングパイル人工芝ピッチ公認制度」が制定されました。

「JFAロングパイル人工芝公認規程」の登場

jfa_002(JFAロングパイル人工芝公認ピッチ)

FIFAやUEFA(欧州サッカー連盟)の基準を参考にしながら、JFA独自の視点も加えて「JFAロングパイル人工芝公認規程」、そして「JFAロングパイル人工芝基準」が制定されています。

これは製品そのものの検査(ラボテスト)と敷設後のグラウンドでの検査(フィールドテスト)を経て、一定の基準を満たす施設を公認するものです。

製品検査(ラボテスト)では、ボールの垂直反発高さ、ボールバウンド時の速度、衝撃吸収性、垂直方向変形、回転抵抗(トラクション)、線形摩擦(スタッドの減速値、滑り値)、それぞれに基準値が設けられています。

更に、耐候性試験、耐久性試験もラボテストでは要求されている事項なんです。

現地検査(フィールドテスト)では、人工芝敷設前と人工芝敷設後においてそれぞれ項目と試験方法、基準値が設けられています。

人工芝敷設前、つまり下地が完成した時点で求められるのは傾斜、平坦性、基盤の透水性なんです。

通常は開粒度アスコンを用いたアスファルト舗装となりますが、その舗装の仕上がり状況の検査となります。

下地の出来栄えが表層の出来栄えに大きく影響を与えますから、下地検査は大事ですね。

ちなみに、その下地の傾斜は現場レベル測定となるんですが、基準値としてはセンターから各コーナー方向に対して「0~1.0%」、平坦性は3mプロフィルメータ平坦性測定試験で基準値「2.4mm以下」、基盤の透水性は現場透水試験器で基準値「15秒以下/300ml」となっています。

人工芝敷設後においては、ボールの垂直反発高さ、ボールの転がり距離、衝撃吸収性、垂直方向変形、回転抵抗(トラクション)、ピッチの平滑性の各項目でそれぞれ基準値が設けられています。

jfa_003(検査風景①)

jfa_004(検査風景②)

ロングパイル人工芝ピッチと天然芝ピッチの相互補完、相乗効果だと思います。

それと、注目すべきは陸上競技場の投てき種目に対応するロングパイル人工芝の開発です。

これは日本陸上競技連盟(JAAF)との兼ね合いもあるんでしょうけど、JAAFでは第4種公認陸上競技場ではインフィールドにおいての人工芝を認めています。

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マグロちゃん

マグロちゃん

加治木英隆。1964年4月、鹿児島県生まれ。鹿児島工業高校を卒業後、デンソーでのトヨタ生産方式、タナベ経営での経営コンサルタントを経験。1999年にコウフ・フィールド株式会社のオーナー経営者となる。読書、映画鑑賞などが趣味。信条は「情熱と挑戦」、「ご縁に感謝」など。「つながり」を大切な価値観として、「良き関係性づくり」をテーマに取り組む毎日。日本ジョーキーボール協会の代表理事。セルフカフェ&コンディショニングフィットネスの「TAMARIBA」も運営する。ニックネームはマグロちゃん。

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