人工芝の選び方(その②)「人工芝の形状」という視点での比較です。
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最終更新日:2016/02/15
人工芝
人工芝フィールドの提案をする時に求められるのが人工芝選び。そもそも人工芝ってどんな種類があるのか、どんな基準で選ぶのか、という事なんですよね。
今回は人工芝の選び方シリーズ第2弾として、「人工芝の形状」という視点でお届けします。
人工芝の選び方(その②)「人工芝の形状」という視点での比較
人工芝の形状としては、スプリットヤーン、モノフィラメント、モノテープヤーンというのが代表的です。
物凄く分かりにくい図となってますね(笑)
流石のマグロちゃん画伯もこれは全くの手抜きです。スミマセン。
スプリットヤーン
テープ状のフィルムに切れ目を入れて製造された人工芝です。
そもそもスプリットとは「分裂」だとか「分割」という意味があります。
長所
①大量生産が可能でコストが安い
②ゴムチップ等の充填材のホールドに優れる短所
①モノフィラと比較すると摩耗性・耐久性に劣る
②芝が倒れてしまいやすい
■採用実績紹介
当社で担当した北九州市役所発注の「紫川河畔公園テニスコート人工芝張替工事」です。
砂入り人工芝での竣工写真なので、ちょっと芝が分かりにくいですけど。
いやいや、全く分からないですね(苦笑)
オムニコートLT
一番歴史のある製造方法(人工芝の形状)なので、各地で採用され、今も愛用され続けています。
モノフィラメント
原料を押し出して製造された人工芝です。
長所
①摩耗性・耐久性に優れる
②芝の回復性に優れる短所
①スプリットヤーンと比較するとコストが高い
②ゴムチップ等の充填材が飛散しやすい
■採用実績紹介
レアル・マドリードトレーニングセンター(スペイン)です。
折角なので、海外視察の時の写真を紹介しておきます。
Desso・iDNA
芝の回復性に優れるということもあり、ロングパイル人工芝での採用が広がってきています。
モノテープヤーン
スプリットヤーンと同様にテープ状のフィルムから切り出しますが、外観はモノフィラメントと酷似している人工芝です。
スプリットヤーンより肉厚となっております。
モノフィラメントと比較すると摩耗性や耐久性、そして芝の倒れやすさは劣るものの、スプリットヤーンよりかなり改善されています。
■採用実績紹介
当社で担当した佐賀龍谷学園様発注のサッカー場(ロングパイル)工事です。
ハイブリッドターフXPJ
まぁ、このように人工芝の形状としては、スプリットヤーン、モノフィラメント、モノテープヤーンというのが代表的ですけど、これらの長所を活かそうとした(短所を補う)混織タイプもあります。
メーカー独自の開発努力ですね。
経験則では、やはりモノフィラメントが優れているかな、と思いますけど。もちろん、パイルの太さや長さ、密度、それに材質にもよりますけどね。

マグロちゃんこと加治木英隆

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