プロジェクト名:板付遺跡整備工事
施 主:福岡市役所 様
場 所:福岡市博多区板付三丁目地内
竣 工:2025年2月
当 社:元請施工
このたび、私たちが携わった施工現場が無事に竣工を迎えました。
舞台となったのは、日本最古の水田跡地として知られる歴史的な場所。そこには、かつての「水流」や「あぜ道」の風景を現代に再現するという、ユニークで繊細な設計が施されていました。
「水流」は透水性コンクリート、「あぜ道」は野芝、そして「田んぼ」は土系舗装で表現されており、それぞれが直線ではなく、緩やかな“湾曲”をもって描かれるという、非常にこだわりの詰まった仕様となっていました。
この湾曲表現を実現するため、私たちは「杭ナビ」と呼ばれる杭打ち・墨出し専用の測量機器を活用。およそ600箇所におよぶ曲線の変化点を細かく管理し、設計図に忠実な美しいカーブを現場に落とし込みました。
工事を終えた際、板付遺跡弥生館のご担当者様より「水田の水流やあぜ道を忠実に表現してくださり、ありがとうございます」とのありがたいお言葉をいただきました。
苦労の多かった現場でしたが、この一言に私たちの努力が報われた思いです。今後も歴史や風景に寄り添う施工を心がけ、地域に貢献してまいります。
施工作品紹介
■写真紹介(着工前・施工中・完成の流れで紹介)
プロジェクト概要
■内容
土固化カラー舗装・脱色アスファルト舗装・透水性コンクリート舗装
天然芝舗装・クラピア・小型擁壁・重力式擁壁・プレキャスト擁壁・U型側溝
メッシュフェンス・縦格子柵・車止め 他
■KOFU-FIELD プロジェクト番号
52-007